今年の残暑はそれほどでもなさそうですね。
暦の上では「立秋」、蜩(ひぐらし)がカナカナと鳴き夏もそろそろ終わりです。
夏の疲れは今のうちにケアしておくと、秋を元気に過ごすことができます。東洋医学では、夏の高温多湿は「心」に負担をかけると考えられています。(実際の「心臓」とは異なりますが同じような働きのイメージです)
夏の身体は、汗をかくことで体内の余分な熱を逃がし体温調節を図っているわけですが、汗と一緒にに血液中の水分・ミネラルが失われてしまうと血液濃度が濃くなってドロドロと流れにくくなります。そんな流れにくい血液を全身に流そうと心臓はフル回転してオーバーヒートを起こしやすくなっているのです。
今回ご紹介するツボは、そんなオーバーヒートを抑え疲労を癒す効き目のある「労久」です。
★「労宮」(ろうきゅう)
<ツボの位置と刺激方法>
手の平の真ん中、中指と薬指の間を下になぞっていくと凹みが感じられると思います。前回ご紹介した足裏のツボ(湧泉)の時と同じように写真を参考に反対の手の親指でぐーっと押し込んでみて下さい。ずーんと響くような感触を得られると思います。
もちろんお灸の刺激もじわーっと心地よいです。 Future House lab.のお灸クラブでは、色々なお灸を試しながら自分の身体・体調と対話する機会を設けていきますので、ぜひご一緒にどうぞ!