Casa Futuro Lab. メキシコ

デザインエンジニアリングラボ  メキシコ長期インターンシップ 6月レポート

「スペイン語でプレゼンテーション!?」

平成29年度メキシコ長期インターンシップ生

デザインエンジニアリングラボ

稲寺 正也

6

 メキシコ最北部ティファナの6月は夏季の始まりとなり平均温度が30℃以上になりますが,日本よりも湿気が少なく,日陰に入れば涼しく感じます.1つ難点としては日差しがかなり強いので1~2時間外出しているだけで日焼けしてしまうので,夏にメキシコに訪れる方は日焼け止めを忘れずに!

工場内業務

私は引き続きエンジニア部署に所属しています.
工場内機器の修繕や、新製品の図面作成などを行っています.
例えば,ある日,社員食堂のシェフ:ダニエルからアイスクリーム製造機が破損したと報告を受けました.
歯車の破損が原因とわかったので,その歯車を3Dプリンターで作成しました.
歯車写真

1 破損歯車と3Dプリンターで作成した歯車の比較写真

 しかし,黄銅で出来ていた部品を3DプリンターのPLAで作成したので耐久性が低く,使用するとすぐに破損してしまいました.
そこでアルミ削り出しにして、同形状の歯車を作成し,それを用いることで問題は解決しました.
赤いトレーラーの改善活動
 社員食堂として利用している赤いトレーラーハウスの改善活動も行っています.
6月は3つの作業を行いました.その内容は
①赤いトレーラーの模型作成,
②トレーラーハウスのバックドアの開通,

③備え付けベンチの取り外し作業です.

 1つ目の赤いトレーラーハウスの模型については図面を現物から起こして,3Dプリンターで20分の1スケールモデルを作成しました.
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2 完成した模型写真

Kitchen 比較

3 キッチンエリアの模型と実際のトレーラー内の写真

Dining room 比較

4 ダイニングエリアの模型と実際のトレーラー内の写真

 模型を作成したことにより赤いトレーラーハウスの改善作業を行っているメンバーと配置やインテリアについてより具体的に話し合うことが可能になり,実際の空間改善の共有認識のツールとして役立っています.
2つ目のトレーラーハウスのバックドアの開通については,もともと赤いトレーラーハウスの窓がダイニングスペース,キッチンスペース共に2枚ずつしかなく,利用者からは暗いという意見があったので光が差し込む量を増やすために6月上旬にメンバーでバックドアの開通作業を行いました.
開通したことにより大量の光がトレーラーハウスの社員食堂内に入り込み,雰囲気が明るくなったことで,快適な環境に改善されたという実感がありました.
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5 ドア開通作業風景

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6 ドア開通後内→外風景

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 7 ドア開通後外→内風景

 3つ目の備え付けベンチの取り外し作業については,座面の幅が短く座り心地が良くないと言われていることに加え,トレーラー内の横幅が8ft(2.48m)と短いので,スペースを確保すべく取り外し作業を行いました.
その結果、椅子,机の配置を状況に応じて移動することが出来るようになりました。

スペイン語でプレゼンテーション

6月23日(金)にCasaFuturoLabコミュニティルームのあるEscuela Libre de Arquitecturaという建築の大学で,長期メキシコインターンシップについての中間報告会を行いました.
プレゼンテーションはスペイン語で行った方が伝わりやすいのではという考えの元,スペイン語で行うことにしました.
本番当日は40人程の参加者が来場しており,予想以上の人数に面くらいましたが,なんとかプレゼンテーションを行いました.
スペイン語を習い始めて3か月ということもあり,自分としてはまだまだ納得のいく結果ではなかったので,8月19日に行う最終プレゼンテーションでさらに上達したスペイン語で成果発表をしたいと考えています.
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8 プレゼンテーション風景1

プレゼン風景2

9 プレゼンテーション風景2

これから
ティファナでのインターンシップは残り1ヶ月半となりました.
工場の技術を習得しながら,赤いトレーラーハウスの社員食堂をより良く改善することでKBFOAMの事業に貢献していきたいと思います,

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図10 6月のメキシコ美女とのツーショット写真