Casa Futuro Lab. メキシコ

デザインエンジニアリングラボ  メキシコ長期インターンシップ 12月レポート

「アグアスカリエンテス④」

平成29年度メキシコ長期インターンシップ生

デザインエンジニアリングラボ

稲寺 正也

12
 アグアスカリエンテスの12月は平均気温が15℃程度と、日本の春初の気温と同じで過ごしやすい日々が続いています。
クリスマス(スペイン語でNavidadナビダッド)が近づいていたので街中は中世ヨーロッパコロニアルの雰囲気とネオンの輝きが組み合わさり、街中が華やかになっています。
12月のアグアスカリエンテスもおすすめです。
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アグアスカリエンテスの中心にある教会Catedral de Aguascalientes(カテドラルデアグアスカリエンテス)。
周りがクリスマス仕様となってきれいです。
ポサダ
 メキシコの12月は基本的に華やかな雰囲気になります。
メキシコにおいて大事な守護聖母である褐色のマリアの誕生日、クリスマス、年末と大きなイベントが多いので気持ちが盛り上がっています。
12月16日から24日までの9日間にクリスマス前のパーティーPosada(ポサダ)が各地、各組織、友達通し、家族で開かれます。日本でいう忘年会です。
飲んで食べてメキシコらしく踊ったりして盛り上がります。
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インターンシップ先のポサダ。家族や彼氏彼女を連れて正装で行います。
ポサダは元々スペイン語で宿という意味ですが、メキシコのポサダは言い伝えによるとキリストを妊娠したマリアとその旦那ホセが王による救世主を吐く題するため2歳以下の子供とこれから生まれてくる子の粛清から逃れるため放浪の旅をし、9日間宿のドアを叩き回っていたという旅請いのことをポサダと呼び、このイベントが始まりました。
9日間は妊娠9か月目を表します。
日本では妊娠期間は十月十日ですがメキシコは妊娠がわかった日から数え始めるので妊娠期間が大体9ヶ月になるそうです。
ポサダではフルーツや黒砂糖を煮た温かい飲み物、Ponche(ポンチェ)を飲み、お酒を楽しみます。
ポサダの最後にはPiñata(ピニャータ)というくす玉を吊り下げて目隠しした人が叩き割る遊びをやります。
日本のスイカ割りみたいなものです。そのくす玉を割ったらあめなどのお菓子が入っておりみんなで拾います。
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 ピニャータに棒を打ち付ける瞬間。
アグアスカリエンテスに住むための豆知識④―旅行バス―
アグアスカリエンテスのレポートから始まったアグアスカリエンテスに住むための豆知識。
今回で4回目となりました。
アグアスカリエンテスに住んだ時に近隣のメキシコシティやグアダラハラなどに安く移動する方法があります。
それは夜行バス。
アグアスカリエンテスの中心街から少し南にあるCentral de Autobuses(セントラルデアウトブス)というバスターミナルがあります。
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そこでバスのチケットを買うことができます。
(インターネットでも買えます。)
http://www.differentworld.com/mexico/bus-travel-in-mexico/
その中でも私のおすすめの2社のバス会社を紹介したいと思います。
一つ目はこちらPrimera plus(プリメラプラス)です。このバス会社は比較的に価格が経済的にもかかわらず座席の広さ、飲食料やスナック(ジュース2本、サンドイッチ、ビスケット等)のサービスが充実しておりバランスが良いです。
席にモニターが付いているので映画鑑賞や音楽を聞くことができます。
もちろんwifiとコンセントも完備しています。
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約700㎞離れたメキシコシティが片道約600ペソ現レート換算で約3600円。
2番目に紹介するのはETNというバス会社です。
先ほど紹介したプリメラプラスよりは弱冠料金が高くなるのですが二階建てのバスで座席がかなり座り心地がよく快適です。
お金に余裕がある方はこちらをお勧めします。
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メキシコは日本の5倍の国土があり、一つの連邦区と31の州があり、それぞれの州が特徴を持っています。メキシコのおへそにあるアグアスカリエンテスはその中心に位置するので、周辺の州をバスで旅してみたらいかがでしょうか?