メキシコ長期インターンシップ 9月レポート
千葉大学 国際教養学部
松岡由香利
こんにちは。
ワークショップを終え、メキシコ中部のアグアスカリエンテスに来た私ですが、来る時の飛行機で、日本では起こらないような事が起こりました。
朝一の飛行機に乗った私たち。機内は非常に冷え込みました。添乗員さんにブランケットを頼むとこの飛行機には積んでいないとのこと。仕方がありません、寒さを忘れようと眠りにつこうとした時、私と添乗員さんの会話を聞いていた斜め後ろのおじさんが声をかけてくれました。「寒いでしょ?俺は寒くないから、これ使っていいよ。」そういって差し出されたのはおじさんの着ていたもこもこの黒のジャケット。そのジャケットのなんと暖かいこと。おじさんは夏でも朝は冷え込むことをちゃんと知っていたようです。アグアスカリエンテスに到着し、優しさいっぱいのジャケットを返すとき、ありがとうと言うとおじさんは「気にしないで。アグアス楽しんでね。」そう言って去っていきました。
アグアスカリエンテスの初日からメキシコ人の優しさを感じたそんな出来事でした。
さて、そんな優しさに溢れる町アグアスカリエンテスでの9月以降の出来事と日本食料理屋さんについて紹介できたらなと思います。
9月。
スペイン語のクラスに、学部のクラス(Creativity ,Drawing, Interaction Design)、ティファナでのインターンシップの代わりとしてのアグアスでの新しいボランティア事業が全て同時に始まると、時間に追われる毎日がやって来ました。というのも、工学部デザインイノベーション科としての授業は絵を描いたり、プレゼン発表をすることが非常に多いです。私の日本での所属学部は国際教養学部、ずっと興味があり絵を描くことも好きな私ですが専門的な知識は全くありません。この点はアグアスに来てからずっと苦戦している点です。
ここで、どんな絵を描いているのかを紹介しますね。例えばこちら。
そう、車です。Drawingのクラスではタイヤの描き方や白い光の表現方法、背景としてのパステルを用いた淡いカラーの挿入方法を学びました。この絵もまだまだ濃淡が足りないと指摘されてしまった一枚です。今後もっと上達して帰ろうと心に決めました。
次はCreativityのクラス。ちょっと危ないところに行くよと言って連れてこられたのは屋上。「まず白い紙をくしゃくしゃにして広げたら、好きにペイントをしてね。」とだけいって授業が始まるとみんな一斉に思い思いの色で筆や手を使いながら自由にペイントしていきます。さあ、完成と思ったとたん集まれの指示。何が起こるのかと思いきや「じゃあここから投げるよ。」と先生。私は思わず横にいた友達にほんとに?と聞いてしまいました。そのペイントした紙を投げている写真がこちらの写真です。
ここで三つ目のクラス、Interaction Design を紹介しようと思いましたが、パソコンが壊れてしまうというハプニングでデータの添付が厳しいため次回のレポートで紹介しますね。
さあ、次は生活編。アグアスカリエンテスの日本食料理屋さんについて紹介します。カリフォルニアロールを代表としてお寿司を食べられるお店は多いアグアスカリエンテスですが、中でもお寿司意外の料理を置いていたり、美味しいと感じた3店舗を紹介していきますね。
まず、ひとつ目のお店は裕(hiro)です。
Hiroはアグアスカリエンテスにも2店舗あり、たくさんの日本人が行くレストランです。定食メニューが充実しており、ご飯と味噌汁はセットでついてきます。私が今回頼んだのはカツ丼定食です。家でするにはめんどくさい揚げものも楽しめるのが魅力ですね。日本の定食屋のように各テーブルにはとんかつソース・醤油等の調味料も置いてあり、雰囲気は一番日本に近いように感じます。
ふたつ目のお店はVINCULOです。
こちらの写真、そうお好み焼きです。関西のお好み焼きと比べると少し違いますが、味はGOODです。メキシコに来て、大阪出身の私は、たまにお好み焼きやたこ焼きが恋しくなりますが、ここに来ればその懐かしい感じが味わえます。場所も賑わうセントロに近い方で、駐車場も目の前に完備です。
みっつ目はYOSHIKI SUSHIです。
ここは、アグアスカリエンテスにはあまりない海鮮丼も食べることができる上、焼きそば等もなかなかのソースのクオリティで食べることができます。以前行った際には、日本人とメキシコ人が半々くらいでいました。メキシコ人にも人気があるお店なんですね。そして、なんとも嬉しいのが、値段です。このみっつのお店の中だと一番リーズナブルなのではないかと思います。
写真を見ると、具材には日本にはないメキシコのカラバサが入っていたりと海外の日本食を堪能できて面白いですよね。
どうでしたか?
是非、アグアスカリエンテスを訪れた際は、海外の日本食にチャレンジして見てください。今までにない新たな発見ができるかもしれませんよ。