FutureHouseLabが2014年に渡墨してメキシコアグアスカリエンテスにあるパンアメリカン大学の門を叩きDoworkshopを継続すること早7年目となりました。また千葉大学、芝浦工業大学などとの大学間協定のお手伝いもしました。そして現地パートナーのルイスアルチューロメンデスアルバ先生がパンアメリカン大学に建築学部を立ち上げ初代学部長に就任しました。日本とメキシコの関係は約400年前に千葉御宿沖で座礁したヌエバエスパーニャ(メキシコ)へ向かう途中のスペイン船を救助したり、仙台藩の伊達政宗が支倉常長を使節団長にローマへ慶長遣欧使節団を派遣して当時のヌエバエスパーニャに寄港したことに端を発します。しかしマヤ遺跡と縄文遺跡の類似性や、ネイティブアメリカンやインディアンと言われているモンゴロイド系の原住民などがいることからも相当古くから環太平洋上での移動がおこなわれていたのではないかと推察されます。建築は古くから人間の生活と文化的な面で重要なジャンルであり、両国の成り立ちの違いと、共感できる部分を生かして現代の双方の建築の良いところを学び、さらによりよいものへと改善できると良いなと考えています。大学の建築学部のカリキュラムとなると少し堅苦しい感じにもなりそうですが、DoWorkshopのモットーまずはやってみようを大切にして1期生となる新入生と一緒に活動できればと思います。